初風炉

吹き抜ける風が爽やかな季節となりました。

茶室も炉から風炉へと模様替え。

草花もあれこれと咲き出して、床の間を彩ります。


炉の季節のほっこりした感じも好きですが、風炉の潔い感じもまた好きです。

「風炉の灰形が素敵です」なんて言ってもらえると、素直に嬉しくなります。


灰形つくりに集中する姿も。

平素より造形がお得意とのことで、二度目の灰形でこの仕上がり。

慣れないうちは、匙跡のないよう すべすべに!と時間をかけてしまいがちですが、匙跡を気にしすぎる必要はありません。押しすぎて灰を固くしないこと、炭が置けるように火床を広くつくることがポイントです。



今月のお菓子は

初かつお

糸で切り分けると、本物の鰹の切り身のようになります。みずみずしい。


落とし文

鮮やかな緑がとてもきれいです。


こちらは、生徒さんからいただいた いったつみとらどうの 椰子の白わらび餅。

コクのあるココナッツとほのかな塩味が、ワインにも合いそうです。


風炉の間は灰形を切るのがひと手間ですが、おいしいお菓子とお茶のために(?)頑張るぞ!


裏千家茶道 青楓庵

松本市の裏千家茶道教室です

0コメント

  • 1000 / 1000