長月の稽古

日中の日差しは厳しいものの、夕刻に吹く風は秋らしくなりました。

秋海棠の生き生きとした葉が、茶室を明るくしてくれます。


今月の稽古は、久々に茶箱から。

中秋の名月にちなんで、月点前。茶箱が初めての方は、卯の花を稽古しました。

月点前は、器据を羽で清めたり、香を焚くところに優雅さを感じます。

優雅な分だけ道具や手数が増えて、「何が何だか分かりませーん!」と悲痛な声も・・・。

茶箱の点前は、慣れるまで難しく思うかもしれませんが、道具の出し入れや 箱を進めるタイミングなど、各点前に共通する部分を意識しながら稽古するのがコツです。月と卯の花にも共通点が多いですよ。


茶碗の仕覆の扱いに悪戦苦闘したAさん。後日、長緒の稽古で 改めて紐の扱いを復習し、苦手ポイントを克服することができました!

紐の扱いは苦手に思う方も多いですが、丁寧に根気よく向き合えば、必ず克服できます。


お菓子は、月を眺める「立ち兎」。


「山づと」。山里のおみやげです。


短い信州の秋を堪能しましょう。

裏千家茶道 青楓庵

松本市の裏千家茶道教室です

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