風炉のおわり
十月になり、街中も随分と秋らしくなりました。
たくさんの種類をいれても、この時期の花は侘びた趣ですね。
今月は、中置を中心にお稽古をしています。
この日は、玄々斎好みの五行棚。
天板を乾(天)、地板を坤(地)として、五行(木火土金水)を棚の中に納めることにより、陰陽五行を体現しています。
棚の「木」、炭の「火」、土風炉の「土」、釜の「金」、釜中の「水」。
茶道では、色々なところに陰陽五行の考えが取り入れられています。
五行棚を使うと、改めてそのことに気づかされます。
お菓子も十月になると、秋の風情が増します。
「秋風」。
「唐錦」。
身近に感じる その時の秋の色をお菓子にのせているそうです。
もう風炉もおわり。
来月からは、炉を囲んで あたたかいお茶を楽しみます。
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