行く春を惜しんで
桜の時期もあっという間に過ぎ、初夏を思わせるような陽気の日もでてきました。
待ちに待っていた春は、足早に過ぎていきます・・・。
ということで、行く春を惜しみつつ、お茶会を開きました。
まだ少し殺風景な露地も、草木の芽吹きがキラキラしています。
席入り後の挨拶。いつもの顔ぶれでも、お茶会となると緊張感が伝わってきます。
軽い点心をお出しした後に、薄茶。
お茶は、『春かすみ』
茶銘のとおり、柔らかで優しいお茶でした。
お菓子は、『春の夢』
『ひとひら』を添えて。
ご亭主さんも、初めての大役でしたが、落ち着いて おいしいお茶を点ててくれました。
「お茶をやっているから気づくことができる季節があるんですね。」
お客さまのひと言に、みんな納得。そうそう!
季節の移ろいに敏感になり、色や形、銘に意識がいくようになると、自分ならこんな取り合わせにしたいなぁ、なんて考えるようになりますね。
お茶会をきっかけに、またお茶の楽しみが ふくらんできました。
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